属性スコアリングとは?

申し込みをした人の返済能力を瞬時に判断する属性スコアリング。その仕組みはとても簡単です。スコアリングとはスコア付け、つまり点数付けのこと。収入や職業ごとに点数をつけ、その合計点で審査結果を判断するのです。収入が高ければ点数は高く、低ければ点数も低くなります。

属性のスコアをすべて合計して、その点数が一定のラインを上回れば審査に通るというわけです。以前のキャッシング審査は、人の手によって行われていました。

もちろん判断基準は用意されていましたが、担当する人によって判断が左右されることもあるうえに、時間と手間がかかりすぎていました。そこで返済能力の審査にコンピューターを導入するため、この属性スコアリングシステムが考案されたのです。

ただ、点数付けをするといってもなんとなく点数を設定しているわけではありません。そんなことをすれば適切な返済能力の評価ができず、貸し倒れが連発してしまうからです。属性スコアリングのシステムを支えているのが過去の融資データです。

どういった人は返済が安定している、こういった人は返済が滞りやすい、などの統計データをもとに点数付けが行われ、そして現在も改良が行われ続けています。

コンピューターの進化により、こうした膨大な過去のデータを分析できるようになったことも属性スコアリングが可能になった一因なのです。

属性って具体的にはどうスコア付けされてるの?

では、肝心の属性の中身はどう判断されているのでしょうか。属性の主な内容は、年齢、職業、年収、毎月の支出、住居に関すること、家族構成などです。

このうち、特に重視されるのは職業、年収です。

いくら収入があるか、収入がどれだけ安定しているかをはかるには職業や年収をチェックするのが一番だからです。年収が高ければ、属性のスコアも高くなります。職業も大企業の社員や公務員の場合、安定性が高いとして高スコアになります。

勤め先への勤続年数が重視される場合もあります。

収入と同じくらい重点を置かれるのが支出です。返済能力は、収入から支出を引いた金額になるからです。なかでも重要視されるのが住宅ローンや家賃の支払い。

これらは切り詰めることができない支出なので、審査にも大きな影響を与えるのです。

この支出に関連する属性が家族構成です。独身か既婚か、配偶者に収入があるか、子どもがいるか、などにより、スコアは変化します。

基本的に支出が増える(専業主婦や子どもあり)場合はスコアは低くなる傾向にあります。反対に親と同居している場合は、返済の支援が期待できるので高スコアです。

同様に支出に関係するのが持ち家か、賃貸か、という居住形態です。

ただ、持ち家であっても住宅ローンが残っている場合があるため、賃貸と持ち家で評価が分かれることは最近はないようです。毎月どれだけの支払いが必要か、という部分のほうでチェックされるようになっています。