過去のローン、キャッシングの利用歴ってどう判断される?

返済能力の判定と並んで、カードローン審査のもうひとつの柱になるのが過去のキャッシング、ローンの利用歴です。こちらは返済への態度の判断が行われます。いわば申し込みをしてきた人が信頼できるかどうかをチェックする部分です。

この利用歴の調査に使われるのが信用情報機関と呼ばれるデータ会社、または団体です。消費者金融や信販会社、銀行などは各業界ごとに信用情報機関を持っており、みなそこに加盟しています。

キャッシングやローン利用者のデータは逐一そこに送られており、加盟会社は審査の際にそのデータを調べることが可能なのです。そのため、申込先のカードローン会社だけでなく、他社における過去の利用歴もすべて簡単に調べることができます。

過去に他社で起こした延滞などのトラブルも簡単にバレてしまうのです。

このトラブルとは、主に延滞や契約解除、そして債務整理のことです。延滞は返済が遅れること。それが長引くとカードローンの契約自体を解除され残金を一括返済するよう求められます。

債務整理とは自己破産のように借りたお金の返済を免れたり、任意整理のように借金を減額する手続きを行うことです。こうしたトラブルが過去にあると、たとえそれが申込先とは異なる他の会社との問題であっても、審査では不利な扱いを受けることがあります。

過去の延滞や債務整理はどんな扱いになる?

信用情報でチェックされるのは、延滞や契約解除、代位弁済や債務整理といったトラブルです。信用情報に登録されたこれらのトラブルは、一定期間が経過するまで消去されません。審査の際のチェックでこれらの記録が発覚すると、多くの場合で審査落ちにされてしまいます。

このうち、延滞は短期の延滞と長期延滞に分かれます。問題になるのは長期延滞のほうで、おおよそ2ヶ月以上、返済が遅れると長期延滞として信用情報に登録されてしまいます。

情報が保存される期間は情報が登録される信用情報機関によって異なり、延滞解消から1年~完済から5年と幅広いです。この期間中はカードローンの審査に非常に通りにくくなります。

契約解除や代位弁済は、延滞の解消が見込めない場合に行われます。

代位弁済とは銀行カードローン利用時に行われる保証会社による銀行への代行支払いです。銀行はカードローンに保証を付けており、返済が滞ったときには保証会社が利用者に代わって支払いをする仕組みになっています。この支払いが代位弁済です。

契約解除、代位弁済ともに保存期間は発生から5年間です。この期間はやはり審査に通りにくくなります。

過去に債務整理を行った場合も、審査にかなり通りにくくなります。最初に約束した条件での返済を行わなかったとみなされてしまうからです。

債務整理についての情報の保存期間はだいたい発生から5年、自己破産や個人再生の場合だけ一部で10年となっています。